天蓋付きの戦車に乗った京ねこ(若者)が戦場に向かおうとしています。
生まれ育ったお城を後にし、川を渡ってきました。

戦車を引いている白と黒のスフィンクスは相対する二つの原理を持ち、白いスフィンクスが理性を、黒いスフィンクスが本能を表しています。

京ねこ(若者)は見えない手綱で理性と本能をうまく操り、心の葛藤をコントロールしてバランスを取りながら前に進もうとしています。
身に着けた鎧の肩当ては三日月をかたどったもので、左右の肩には二つの表情（穏やかな顔と苦悩の顔）が描かれています。

頭には八芒星の冠をかぶり、右手には水色の杖を持っています。
胸には白い四角形の小さな胸当てがあり、４は四大元素を表しています。
戦車の前面のコマのようなものはインドのヒンドゥー教で使われるシンボルであるリンガとヨーニ（男性原理と女性原理）とされます。

左に曲がったベルトは心の準備が出来ていないまま出陣したことを表しています。下半身は戦車に埋め込まれて一体化しています。

このカードは、信念に基づき目標に向かって突き進み困難を乗り超えることを意味しているのです。